ひだ・民族文化映像を上映する会

『アマルール -大地の人 バスク』

◎ 1981年作品/95分/自主制作/共同)コレジュ・ド・フランス/スペイン・バスク地方

ピレネー山脈をはさんで北のフランス側には25万人、南のスペイン側には300万人のバスク人が住む。
スペイン側に住むバスクの先史学者、バランディアラン神父は言う。「私たちは旧石器時代のクロマニヨン人から続いている民族だと思っています。」それは洞窟遺跡の中から発見された頭骨や0型RHマイナスの血液型のあらわれる頻度の分布とバスク語に代表されるインド-ヨーロッパ語以前の言語の地名の分布との対応からも考えられる。
(1981年同時)今日の、特にフランス側のバスクの人たちのなりわいの中心は、羊を主にした牧畜である。また、海にひらけた世界でもある。スペイン側海岸には、製鉄・造船などの工場地帯が広がる。漁港では海にでる男たちを、陸で女がささる。
家は女が守る。バスク語で主婦のことをエチェコ・アンドレアという。「家の女」という意味である。バスクの人たちにとって家とは、祖先も住む場であり、大地の力が宿っている場でもある。バスク語でアマルール。母なる大地という意味である。そしてバスクの人たちは自らを「大地の人」と呼ぶ。

◎スタッフ
製作/小泉修吉 演出/姫田忠義 撮影/澤幡正範 通訳・コーディネイト/太田垣翠 演出助手/鈴木正義 ナレーター/糸博 録音/青山録音センター

 

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6月10日(金) 

20:00~
会費:1,200円+1ドリンクオーダー